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現役SEが基本情報技術者試験のオススメ勉強法を解説

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どうも。

 

本日の記事では「基本情報技術者試験(FE)」の勉強法について、現役のシステムエンジニアである僕の経験を基に説明したいと思います。

 

IT業界にいる人間であれば、誰もが会社から取得を迫られるこの資格…。

「IT業界に入ってから3年以内に取得できない場合、この業界に対する適正が無い」という脅し評価が蔓延するほどに、SEにとって生命線となる資格なんです。

 

本日の記事では、基本情報技術者試験に合格した僕や後輩の経験談を基に、合格に最も近道となる効率的な勉強法を紹介したいと思います。

受験を考えている方々、試験勉強をしている方々の勉強計画の参考になれば幸いです。

基本情報技術者試験(FE)とは

IT人材としての最も基礎的な能力を示す国家資格

国が定める情報処理技術者試験の一区分で、SEやプログラマーのIT技術・知識を示すための最も基礎的な資格です。よく驚かれますが、れっきとした「国家資格」です。年に2回、春と秋に開催されます。

試験は午前と午後の2科目が実施され、各150分、共に60点以上が合格のボーダーです。

出題分野は多岐にわたり、ネットワークやデータベースなどのテクノロジ系、プロジェクトの進捗や成果物の品質を管理するためのマネジメント系、経営手法や法規などのストラテジ系の3分野があります。この分野の広さが、基本情報技術者試験の難易度の高さの一因になっているとも言うことができます。

 

SEであっても勉強時間が100時間は必要な難易度

現役のSEであっても勉強時間は100時間必要です。不合格だった後輩が「単純に勉強時間が足りなかった」と言う話はよく聞きます。そのため、初学者であれば200時間程度は覚悟しておいた方が無難です。

広大な試験範囲に加えて、午前と午後の問題の出題傾向が大きく異なるので、それぞれの対策が必要となり、かなりの時間がかかります。特に、参考書に書かれている内容を愚直に暗記していくと、それだけで膨大な時間がかかってしまうはずです。

そのため、この試験では対策が必要な部分に的を絞り、効率良く勉強していく必要があります。買ったテキストの通りに勉強してはいけません。自分に必要な知識だけを試験勉強の中で定着させていくのです。 

 

取得する利点はあるの?

僕個人の経験から言うと、業務を行う上で役に立ったことはほとんどありません。

「これ、基本情報技術者試験でやったやつだ!」なんて、ベネッセ的なこともまずありませんしね。例え、試験勉強で見たことのあるキーワードと出会っても、ガッツリ調べ直すことになるはずです。それだけ、この試験が浅く広くの知識を求められていることが分かるでしょう。

この資格が活きるのは、転職や昇進を考える場合です。それなりの箔が付くのは事実ですし、昇進の最低条件としてこの資格取得が設けられている会社も多いです。なので、IT業界で長く生きていくつもりがあるならば、とりあえず取っておいた方が良い資格ではあると思っています。 

 

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現役SEがオススメする勉強法

必要な参考書は「テキスト」と「過去問題集」一冊ずつのみ

それでは具体的な勉強方法の解説に移っていきますが、まずは試験勉強を始めるにあたり必要になる参考書について説明しておきます。

基本情報技術者試験の参考書としては、テキストと過去問題集の2冊を用意しておくことをオススメします。これ以外のテキストは基本的には必要ありません。

具体的な勉強方法については後述しますが、テキストは主に「基礎知識の吸収」「午前問題対策」として、過去問題集は主に「苦手分野の見直し」「午後問題対策」として利用していきます。これら2種類の王道参考書を使うことで、無駄の無い試験勉強を行うことができます。

 

ちなみに、僕が基本情報技術者試験を勉強する際に利用した参考書は以下になります。それぞれの参考書のオススメ理由については、別記事で書いているので参考にしてみてください。

解説記事:現役SEが基本情報技術者試験のオススメ勉強法を解説

 

①テキストを一通り読んでみる「基礎知識の理解」

まずはテキストを一通り読んで、基本情報技術者試験に出てくる知識を吸収していきます。初めてテキストを読むと、知らない単語が多く出てきて読むのに時間がかかると思いますが、それで問題ありません。

1週間から2週間かけてじっくりのんびり読んで貰いたいので、なるべく余裕をもって、試験の1ヶ月半前くらいから読み始めることをオススメします。

 

また、この工程で重要なのは「暗記したかどうか」よりも「理解できたか」を意識してテキストを読むことです。この時点では、知識を暗記する必要は無いので、テキストを読んで「何を言っているのか分かる」と言う理解度まで仕上げてください。

もし時間に余裕があるようなら、軽く2周目の通読を行いましょう。1周目の通読より遥かに効率的に理解度と定着度を向上させることができます。

 

②午前問題の過去問を解く「午前問題対策」「苦手分野の見直し」

テキストの通読が済んだら、1~2週間を目安にして過去問題集の午前問題を解きましょう。直近の過去問は試験直前に行うので、それ以前の3~5回分を解けば十分だと思います。

特に、この段階では間違えた問題の復習に注力してください。ここで間違えた内容が皆さんにとっての苦手分野であり、試験に向けて対策を行うべき課題と言えるからです。

午前問題の知識は、次の勉強工程である午後問題を解く上でのベースとなる知識です。過去問題集の解説やテキストを振り返るなどして、自分の苦手分野を限りなく潰し、スムーズに午後問題対策に移れる基盤を作るようにしましょう。

 

③-1 過去問の午後問題に着手する「午後問題対策」

試験まで残り2週間程度になったら、2つの勉強法を並行して行っていきます。その1つが午後問題の対策です。

午後問題は長文かつ問題解決型の出題形式です。そのため、午前問題対策で定着した基礎知識の「応用力」が試されます。

 

この応用力を鍛えるために、過去問題集が非常に役立ちます。仕事など全てに言えることですが、「経験を積むこと」が「応用力」を鍛える最も効率の良い方法だからです。実際に過去に出題された問題を解くことで、その問題の考え方やアプローチ、知識の使い方を学ぶことが重要です。

 

午後問題の選択分野について

午後問題は回答分野を選択できるので「得意な分野だけ対策したい」と考える人もいると思います。しかし、午後問題は年によって各分野の難易度が変化するので、回答分野を予め限定してしまうことで、難易度の高い問題を解くことを余儀なくされる可能性も考えられます。そのため、試験勉強の段階では選択分野を限定せず、全ての問題を解いておくことをオススメします。

 

午後問題のプログラミング分野について

そんな分野選択を考える中で肝になるのが「プログラミング」の分野ですね。初学者の方は、この勉強に非常に苦労すると思います。そのため、この選択分野だけは山を張り、自分が予め選んだ分野だけを重点的に勉強することをオススメします。

■各言語(C、Javaなど)分野を選択する場合

・基礎的な言語の知識・考え方が分かれば容易に満点を取れる

・問題が解けなかった場合、表計算分野に選択を変えることができる

・選択する言語を勉強しなければならない

総括:人を選ぶが、比較的楽に点数が取りやすい

 

表計算分野を選択する場合

・Excelなどの表計算ソフトを利用した経験があると取っ付きやすい

・問題の情報量が多く、回答に時間がかかる上に難しい

・他の選択分野に切り替えることができない

総括:取っ付きやすい分野ではあるが、点数は取り辛い

 

③-2 隙間時間を見つけて午前問題を反復する「午前問題対策」「苦手分野の見直し」

残り2週間になって行うことのもう1つが午前問題の反復です。せっかく習得した知識でも、試験までの間に忘れてしまっては意味がありませんから、定期的にアウトプットしておく必要があるわけです。

ただし、この段階ではガッツリとした演習では無く、いかに反復して回数をこなすかが重要になります。そのため、通勤退勤の電車内や仕事中の休憩時間など、隙間時間で行うだけで十分です。

 

そして、これを実現するために基本情報技術者試験対策用のスマホアプリを利用することをオススメします。時間や場所を選ばずに、5分程度の隙間時間で午前問題2、3問を解くことができます。1日の隙間時間を全て使うことができれば、結構な数の問題を解くことができるわけです。

また、このようなスマホアプリには、間違えた問題のチェック機能や年代別の索引を利用できるものも多いです。自分の苦手分野を後で見返すことを可能にし、合格に向けての知識の定着を徹底的に行うことができるわけです。

 

④試験前の最終チェック、直近の過去問を解く

残り1週間以内に入ったら、今から直近の過去問を解いてみましょう。本番さながらに時間を測り、現状の定着度を見てみてください。良い結果となって、自信を付けることに繋がればパーフェクトですね。

ここでの注意点は、試験の前日にやらないことです。直近の過去問で自分の実力チェックのためと言っても、ここで初めて苦手分野が明らかになることも十分に考えられます。復習の時間を確保できるよう、4~5日ほど余裕をもって実施してみてください。

 

試験直前の勉強について

試験直前は新しいことをするのではなく「苦手分野の復習」「隙間時間の午前問題の反復」「午後問題の再読」など、既存の知識の定着に力を入れることをオススメします。直前に新しい知識をインプットすると、既存知識のアウトプットの妨げになる可能性があるためです。

また、新しいタスクを作ってしまうことで睡眠時間が削られるなど、体調管理的なデメリットも十分に考えられます。

全ての試験などに言えることですが、直前の付け焼刃には限界があると認識し、無理せず確実に効果を出すことができる、今まで通りの勉強法を継続することが重要です。

 

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最後に

いかがでしたでしょうか。

僕の会社でも、毎年多くの若手SE達が基本情報技術者試験を受験しています。試験範囲など、年ごとの微々たる変化はありつつも、出題傾向や勉強法は大きく変わっていません。

そんな僕と多くの後輩たちが蓄積した「本記事のナレッジ」を参考にして、計画的で価値ある試験勉強をしてもらえればと思っております。

 

次は応用情報技術者(AP)の記事を書こうと思うので、その記事でお会いできたらと思っております!

 

では、また。

 

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