限界エンジニアの冒険録

システムエンジニアが「趣味・健康・仕事」を限界まで楽しみ、全力で発信していく。そんなブログです。

僕が「飛行機恐怖症」を克服するために実践したこと

どうも。

 

実は僕、タイトルに書かれている通り「飛行機恐怖症」です。

 

ただ単に「飛行機やフライトが怖い」という可愛らしいものではありません。

離陸前から動悸が激しくなり、気分が悪くなります。フライト中はパニックを起こしたり、血圧が下がって全身が冷たくなったり、長時間フライト(11時間)でも一切の睡眠が取れない、なんてこともありました。同行者には、いつもマジで心配されてました。

ちなみに、僕は大人になってから飛行機恐怖症を発症しました。中学生くらいまでは飛行機に乗るのが楽しかったのに・・・orz

 

色々な取り組みの成果もあって、今ではかなり軽度になりました。ただ、重症だった頃は本当に辛かったです。(仕事や研修での避けられないフライトもあったので・・・。)

 

そこで本記事では、僕が飛行機恐怖症を克服するために実践したノウハウをご紹介します。同じような悩みを持っている方も多いと思うので、参考にしていただけたら幸いです。

飛行機恐怖症とは

飛行機やフライトに対して、大きな不安や恐怖を感じる症状

「飛行機恐怖症」は、心理的、経験的な要因から飛行機やフライトに対して大きな不安や恐怖を感じてしまう症状です。

その原因は、飛行機の環境的な要因(高所恐怖症、閉所恐怖症)や、理性的な要因(巨体が空を飛ぶことへの不安、人為的ミスの可能性の認識、状況をコントロールできない不安)、経験的な要因(過去のフライトで経験した恐怖、飛行機事故やテロのニュース)、漠然とした死の恐怖、などが複数入り混じり発症すると言われています。

 

また、上述した原因の中でも、理性的・経験的な要因が非常に強く関与しています。そのため、大人になってからの発症も多く、重症化する可能性が高いです。

例えば、

・テロや人為的ミスなど不可抗力な事象の可能性を認識すること
・旅行や仕事でフライトの機会が増え、大きな乱気流やトラブルを経験すること
・漠然とした疑問「なぜ飛行機は飛べるのか」「死への恐怖」などを理論的に認識しようと試みること

など、大人になるほどに発症の可能性が高くなる原因だと言えます。

 

僕の飛行機恐怖症の経験談

僕が初めて自分の「飛行機恐怖症」を認識したのは、大学生の頃に行ったカリフォルニア旅行のフライトでした。

フライト当日も、僕は大好きなディズニーの本場「カリフォルニアディズニーリゾート」への旅を前にウキウキしていました。なんせ、子供の頃は飛行機もかっこいいと思ってたし、空の旅が大好きでしたからね。不安要素なんて1ミリもありませんでした。

 

しかし、飛行機に搭乗した後、離陸直前になって体と心の異変に気付きます。

『本当にこの飛行機は大丈夫なのか?』

自分の心の声に気付きましたが、子供の頃は何とも思わなかった空の旅、あえて気にしないようにしました。そのまま、僕の乗った飛行機は離陸しました。

 

そして、離陸してからは心の声がどんどん大きくなります。

『もう何があっても逃げられない』
『自分じゃどうしようもできない』

自分の中で落ち着くように説得しますが、説得できる根拠が見つかりません。

 

何故ならば、離陸してしまった今、

『もう何があっても逃げられない』
『自分じゃどうしようもできない』

 

ことに変わりは無く、この飛行機のクルーの方々に自分の命を預ける以外に選択肢が無いからです。

航空会社の方々を信頼していないわけではありません。ただ、どうしてもこのようなネガティブな思考に囚われてしまいます。負のループに陥って、不安と恐怖心だけが暴走してしまうのです。

 

結局、フライト中の僕は常にパニック状態でした。小さな揺れでも大きく動揺し、泣いたり叫んだりしないよう全力で自分を律するのが精一杯で、生きた心地がしませんでした。

楽しみにしていた機内食も半分しか食べることもできず、消灯した後も一睡もできません。映画を観ても頭に入らないので、ひたすらモニターで飛行機の高度を確認しながら、10時間のフライトを過ごしました。

 

海外旅行と仕事のために少しずつ治療

正直、これ以上、飛行機で怖い思いをしたくなかったので、今後一切飛行機に乗らないことも考えました。

しかし、海外旅行自体は好きですし、またカリフォルニアディズニーにも行きたいし、仕事や研修で海外に行くことが無いとは言えなかったので、少しずつ克服しようと考えたわけです。

 

そんな地道な取り組みの結果、現在は4~5時間程度のフライトなら問題なく過ごせるようになりました。また、カリフォルニアへのフライトにリベンジし、何とか無事に過ごせるようになりました。

まぁ、ギリギリでしたけどね・・・(;^_^A

 

そこで以下に、僕が行った「飛行機恐怖症の克服への取り組み」について説明します。僕と同じように「飛行機恐怖症」で悩む方の参考になりましたら幸いです。

 

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飛行機恐怖症を克服するために行ったこと

最終目標は「飛行機とフライトに慣れること」

体を張って色々と試した結果、結局「慣れと経験」に勝るものはないと気付いてしまいました。「〇〇をやれば、飛行機恐怖症が治ります」ってのは、僕が調べた限り、存在しなかったんです。すみません。

だって、どんなに飛行機の安全性を説得されても、知識を蓄えても、思考法を身に着けても、同乗する人が手を握ってくれても、

怖いものは怖いじゃないですか!(切実)

自分の本心として「飛行機は安全な乗り物だ、揺れても大丈夫だ、想定通り!」と納得するには、悲しいですが実際に飛行機に乗って、少しずつ慣れていくしかないんですよね。

 

ただし、いきなり「何事もチャレンジだ。乗って慣れよう!」って言われても無理ですよね。飛行機恐怖症の人が、何の策も無く飛行機に乗っても、慣れるどころか辛さが倍増してしまうだけです。当然僕もそうでした(;^_^A

なので、僕個人としては以下で解説するアプローチをオススメします。このアプローチは、実際に僕が飛行機恐怖症を克服する過程でフライトに慣れるために行ったことです。無理せずに、段階的に乗り越えられるフライト時間を増やしていきましょう。

 

飛行機恐怖症克服【準備編】

初めは時間の短い国内線フライトから慣れていく

飛行機恐怖症を克服する上での最初のハードルとして、国内旅行をしましょう。

沖縄でも北海道でも、3時間以内の短いフライトになります。離陸してから大きな揺れにも会わず、あっという間に到着することも多いです。僕らが一番恐れる機内泊(暗闇+静寂)の恐怖コンボも無いので、揺れに敏感になることもありません。

また、国内線であれば必然的に日本の航空会社になると思います。クルーも乗客もほとんど日本人です。周りの人の何気ない会話が聞こえるだけでも気が紛れますし、機長さんやCAさんの日本語による挨拶からは大きな安心感を得られるはずです。

 

辛くて過酷な飛行機恐怖症の克服修行をするんです。好きな場所への国内旅行を自分にプレゼントしてあげてください。

 

国内大手航空会社(ANA/JAL)を利用する

前提として、飛行機はどこの航空会社でも安全な乗り物です。しかし、見かけの安心をお金で買えるなら、それが気休めであっても買ってしまいましょう!

 

特に、僕たち飛行機恐怖症は、ここで絶対にケチってはいけません!

国内大手航空会社は「長い歴史の安心感」「充実した日本語でのサービス」があるだけではありません。「客席が広く閉塞感を感じない」「CAさんが多く、万が一の時にフォローして頂ける(後述)」「機内エンターテイメントの充実」など、安心感やリラックスを何よりも得たい僕たちが求める最大限のサービスを提供してくれます。

 

決してLCCを否定しているわけではありません。飛行機玄人の方々は、存分に利用してください。(むしろ、使える余裕があるなら僕も使いたいです泣)

ただ、僕たち飛行機恐怖症が利用する上でのメリットを考えると、必然的にANAとJALの2択になってしまう、というだけです。長い歴史の安心感ブランドについては、変えざるを得ない内容だと思います。

 

病院に行って、飛行機恐怖症を相談する

飛行機恐怖症はれっきとした恐怖症なので、病院でも診てもらえます。

僕も勇気を出して病院に行き「飛行機が怖いんです」とカミングアウトしたところ、当たり前のように、優しめの精神安定剤を処方してもらえました。

先生曰く、最近は仕事で海外に行く人も多くなり、避けられないフライトが増えたことで、飛行機恐怖症の患者さんが多くなったそうです。

ちなみに、僕が受診したのは内科です。飛行機恐怖症は、足が遠のきがちな心療内科や精神科だけでなく、一般的な内科でも診てもらえるようですね。

 

恥ずかしがる必要はありませんので、飛行機恐怖症の方は、ぜひ医療機関で診てもらってください。※薬の服用方法については、必ず主治医の指示に従ってください。

 

飛行機について知る(オススメの書籍)

飛行機恐怖症の原因の1つに、飛行機やフライトに対する漠然とした不安が挙げられます。どれだけ「飛行機は安全なんだよ!」「自動車よりも事故率が低いんだよ!」って言われても、怖いと感じてしまうものは怖いのです。このような感覚的な不安は、容易には払拭できないと思います。

 

そこで僕は以下の書籍を通じて、「なぜ飛行機は安全なのか」「なぜ過去の事故は起こったのか」という逆のアプローチで捉え、漠然とした不安・疑問を具体的にして解消することができました。

 

この本では、実際にあった55の飛行機事故事例を基に、原因究明までの過程と同じことが繰り返されないよう世界で設けられた対策防止策について解説しています。事例も比較的新しい2014年までの内容がピックアップされていて、人類が空を夢見て歩んできた歴史と技術の進歩を知ることができます。

また、文章は非常に読みやすく、読み物としても興味深い作品なので、飛行機好きな方にもオススメできる1冊です。

 

飛行機事故が、様々な偶然が重なった天文学的確率で起こっていることを、事実に基づいて論理的に理解できます。そのため、漠然とした不安はある程度解消されるはずです。

ただし、淡々と事実が書かれているが故に、事故描写に臨場感があります。具体的な不安感や恐怖感を生んでしまう可能性もあるので、注意して読み進めてください(;^_^A<荒治療でスミマセン

 

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飛行機恐怖症克服【フライト当日編】 

フライトには少しだけ寝不足気味で挑む

今までは、フライトに至るまでの環境準備の段階について説明しました。

この項目からは、実際に飛行機に乗るフライト当日の心構えやコツについて説明したいと思います。

 

突然ですが、新幹線やバスでの長距離移動の際、ついウトウトしてしまうことありますよね。いつのまにか現地に着いていて、手持無沙汰な移動中の記憶が無いってことも少なくありません。

フライト中も、これが理想です!

飛行機恐怖症の方も隙あらば昼寝を狙っていきましょう。これは長時間のフライトになれば尚更です。一瞬で恐怖の数時間を過ごすことができるわけですから、「機内で寝る癖」を付けておいて損はありません。

 

これらのことから、僕はフライト当日は普段の睡眠時間から-1時間程度、寝不足状態で挑みます。まぁ、フライト前日から緊張して眠れない人の方が多いと思うので、自然に寝不足気味になるんですけどね(;^_^A

ちなみに、無理な寝不足や徹夜をしたりすると、フライト中や現地に着いてから、逆に体調を崩すことも考えられるので注意が必要です。

あくまでも「寝不足気味」程度の睡眠制限にしておいてください。要は、目が冴えるほどに寝過ぎるのは止めましょうってことですね。

 

フライト当日はカフェインとアルコールを控える

僕の経験談として、フライト当日はカフェインを控えることをオススメします。

コーヒー大好きな僕ですが、機内で落ち着こうと飲んだコーヒーに心の底から後悔しました。(味は普通に美味しかったです。)

 

と言うのも、カフェインには覚醒作用があるので、機内での睡眠を妨げるだけで無く、感覚が鋭くなって不安感や恐怖感も増大してしまいます。

 

また、アルコールも控えた方が良いですね。

飛行機恐怖症の人で、機内で気を紛らわし、スムーズに入眠するためにお酒を飲む人がいます。ただ、あまり良い効果があったと聞いたことがありません。

と言うのも、そもそもアルコールには覚醒作用がありますから、極限状態で飲むと目が冴えて感覚過敏になります。揺れが酷くなると感情を抑えられずパニックになったり、気圧の変化で吐き気を催すなど、大きく体調を崩す原因になります。

雪山で遭難救助犬の首輪にウイスキーを入れていたのは、カロリー摂取や体を温めるだけでなく、遭難した人を覚醒させて寝させない意図もあるんです。

 

飛行機が好きで、機内でリラックスできる人であれば、カフェインもアルコールも問題無いんですけどね。飛行機恐怖症の僕たちは、可能な限り控えた方が良いと思います。

ANAワイン美味しいんだよなぁ・・・無念

 

CAさんに相談しておく

CAさんに自分が飛行機恐怖症であることを伝えましょう。

揺れが激しい場合などに、気遣いの声をかけてくれます。また、体調が悪くなった場合に、飛行機恐怖症であることや薬を服用していることをCAさんが予め知っているだけで、迅速に対応できます。

年に何回かですが、乗客がパニックになってしまい、離陸が遅れたり、乗客トラブルになることもあるようです。そのため、乗客の不安を軽減するようなマニュアルも用意されているみたいです。

 

「空の華であるCAさんに弱みを見せたくない!」というプライドの人もいるかもしれませんが、1人で闘うよりもメチャクチャ心強いですよ(;^_^A

 

ちなみに、個人的には、離陸後にCAさんに伝えることをオススメします。

出発前は時間厳守なのでCAさんも忙しいですし、離陸時はCAさんも着席しているのでフォローしようがないですからね。シートベルトが解除された後であれば、ある程度落ち着き、ゆっくり話を聞いてもらえます。

ただし、離陸が一番怖いという方は、出発前に我先に伝えるようにしてください!

 

【おまけ】実用的じゃないけどネットで見かけた克服法

遺書を書いておく(覚悟を決める)

諸説ありますが、日本人には飛行機恐怖症の方が比較的多いと言われています。

その理由の1つに、日本人の多くが無宗教であることが関係している、と聞いたことがあります。つまり、日本人は神様の存在や死後の世界を信じておらず、「死」を論理的な恐怖の対象としか捉えることができないために、「飛行機が墜落=死=恐怖・パニック」と言う直結したイメージを抱いてしまうらしいのです。

それならば「フライト前に遺書を書いて、予め死を受け入れる覚悟をしよう」と言うのがこの克服法です。なんか元も子もありませんよね(;^_^A

 

結局、僕もこの克服法だけはやったことがありません。縁起悪いですしね。

ただし、調べた限りでは結構多くの飛行機恐怖症の方が、フライト前に遺書を書いているようなので、一応ノウハウとして載せてみました。

 

まとめ

本記事では、僕が飛行機恐怖症を克服するため行ったこと(+おまけ)を紹介しました。

僕のように「命に代えてでも海外(ディズニー)に行きたい!」という方は、無理せずに本記事のノウハウを活かして、恐怖症と向き合ってもらえればと思います。

 

ただし、無理だけは絶対にせず、第一に皆様の心と体を大切にしてください。短い時間のフライトから徐々に慣れていくのがベストですが、それも難しいようであれば、飛行機に乗らなければいいんですからね。

「仕事だから仕方ない」という人も会社に相談して、なるべく配慮してもらえるようにしてください。医療機関で診断書も出ますから。

 

飛行機恐怖症は心理的な病気です。本人の努力だけでは解決できないこともあります。国内にだって楽しい観光地はたくさんあるんですから、新幹線やフェリーで旅行を楽しみましょう!

 

では、また。