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【映画】実写版「美女と野獣」を観ての感想と考察

本記事の内容には、実写映画「美女と野獣」のネタバレ要素が含まれています。
今後、同作品を観る予定のある方はご注意ください。

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どうも。

 

4月21日に公開された「美女と野獣」の実写映画を早速観てきましたー!

ディズニー大好きな僕たち夫婦としては、本当に待ちに待った実写映画の公開だったんです。元のアニメ映画がミュージカル仕立てだったので、キャストや演出への期待値も非常に大きいものがありましたからね。

 

それを踏まえて、今回の映画を観た僕の率直な感想をお伝えすると・・・

「原作を越えた感動的なミュージカル作品」

だと思いました。本当に痒い所に手が届いた、最高の感動作品だと思いました(笑)

 

本記事では、僕が実写映画「美女と野獣」を観た感想と共に、アニメ映画との比較などを交えた考察を書いてみたいと思います。

実写映画「美女と野獣」を観ての感想

元アニメ映画の良さを完璧に活かした、完成度の高い実写化

アニメ作品の実写化って、個人的に良いイメージがありません。

大人の都合やら制作班の意向で「元の作品と設定や結末が異なり、もはや別作品になっている」ことって多くないですか?(笑)ゆえに、若干心配してたんですよね、もし大コケしたらどうしようって・・・。

 

しかし、その心配は全く不要なものでした(;^_^A

 

今回の実写化、元のアニメ映画と比較して、その構成や設定などほとんど同じと言っても過言ではありません。それどころか、実写化だからこそ可能な豪華なミュージカル演出新たに書き下ろした挿入歌より詳細に掘り下げて表現された各キャラの心情や過去など、実写化のメリットを最大限に活かした超バランスの良い肉付けが施されています。

 

特に、今回の実写化の贅沢さを顕著に理解できるのが、上映時間の違いです。

ストーリー構成がほぼ同じにも関わらず、今回の実写映画は元のアニメ映画よりも45分長い上映時間となっているわけです。この45分間に、実写化ならではの演出と書き下ろした新曲、キャラクターの掘り下げ描写などを組み込んだと考えると、かなり贅沢な映画になっていることが分かると思います。

◆参考

・元アニメ作品の上映時間:84分間

・実写化した今作の上映時間:129分間

(その差45分間!) 

 

お馴染みの既存曲で物語を彩り、新曲で深みを与える

今作でも、アニメ映画でお馴染みの既存曲が全て出てきます。

「朝の風景」「Be Our Guest」「Beauty and the Beast」など、お馴染みの曲をアニメ映画の雰囲気をそのままに、最新の映像技術とキャストの方々の演技を組み合わせ、最高のミュージカル演出で物語全体を彩っています。特に「Be Our Guest」と「Beauty and the Beast」の名シーンは圧巻です。曲の使い方とマッチした、煌びやかで迫力ある演出にメチャクチャ感動します。

 

また、新曲については「ベルとモーリスの家族愛」「野獣のベルに対する心情の変化」を深く表現するために、アニメ映画には無かったタイミングで使われています。この辺りの内容が、前述した「肉付け部分」であり、今作オリジナルの物語の深掘りシーンですね。

いずれも、過不足の無い完璧な音楽の使い方だと感じました。既存曲では同じシーンと思わせず、それでいてファンの期待に応える素晴らしい演出ですし、新曲では物語に対する新鮮さと深みのある表現を感じます。

 

吹替えキャストの洗練された演技力・歌唱力・表現力

僕は今回吹替え版を観たのですが、出演されている吹替え声優の方々の演技力・歌唱力・表現力が本当に素晴らしかった!

 

今作の吹替え陣は、ほとんどがミュージカルや劇団に所属している方々なので、演技も歌も表現も本当に素晴らしく、このメンバーでも実写化できたんじゃないかと思うくらいです(笑)

お笑い芸人である藤井隆さんも、難しい役どころである「ル・フウ」に凄く合っていて、本業が何なのか分からなくなる程です(笑)普通に歌も上手いですしね(;^_^A

 

特に、ルミエールの「Be Our Guest」の入り方、マジで最高です!

映画館で「待ってました━━━━(゚∀゚)━━━━!!」ってなりました(笑)ディズニーランドのアトラクション「フィルハーマジックオーケストラ」を彷彿とさせる最高の盛り上げ方で、あれだけでもDVD買いたいと思いました。 

 

ちなみに、吹替えのメインキャストが歌う「Be Our Guest」の公式動画が公開されています。

www.youtube.com

クオリティーが高く、楽しい気分になれるので、ぜひ聞いてみてください!

 

エマ・ワトソンがベル役にハマっていた

ディズニーは「美女と野獣」のアニメ映画を作成する際、ベルの性格を「勇敢で近代的で活発な女性」として描きました。傲慢なゆえに呪いをかけられ自暴自棄になっている野獣の心を開き、真の愛情に気付かせることができる強い女性を表現したかったわけです。

 

今作でもベルは同様の性格として描かれているのですが、彼女を演じるエマ・ワトソンに非常に合っていると思いました。知的で凛とした雰囲気と、気の強そうな感じが絶妙なんですよね(笑)

このキャスティング、本当に素晴らしいです。ディズニープリンセスのハードルが高い中、これだけの表現力と存在感を発揮し、アニメ映画のイメージを崩さずに演じきったのは「凄い」の一言に尽きると思いました。

 

そういえば、代表役の「ハーマイオニー」も遠からずそんな性格だったような・・・。こういう役、得意なんですかね(;^_^A

 

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アニメ映画とのストーリーの違い(ネタバレ注意)

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ベルと野獣の両親についての掘り下げ

今作では、アニメ作品で描かれていなかった、「ベルと野獣の両親についての掘り下げ」がそれぞれ行われています。この掘り下げシーンのために新曲を書きおろすくらいには、制作陣も力を入れている描写であることが分かりました。

特に、ベルの母親についての真相は、作中でベルと父親モーリスの絆を強めるだけでなく、野獣が「ベルや使用人以外の人間に思いやりの心を覚える」という、非常に重要なシーンの1つです。また、クライマックスへと自然に繋がる動機付けにもなっています。

 

ベルと野獣のバックグラウンドに触れることで、2人の心情や行動の動機付けが出きます。また、恋愛以外の「愛」を描いている所も、メッセージ性としては非常に素晴らしいですね。アニメ映画をリアルタイムで観ていた方は、多くが親となる年齢になっていますので、より広い世代に共感されるストーリーになっていると思います。

 

ラストシーンに魔女が出てきて、魔法を解いてくれる

今作のラストシーンは、アニメ映画のように「ベルの真実の愛が野獣の魔法を解く」のではありません。「バラが全て散り、更にガストンに傷付けられて息絶える野獣。彼に対するベルの真実の愛を目の当たりにした魔女が、直接野獣の魔法を解き、蘇生させる」という描写となっています。

これって、アニメ映画とのストーリー上の大きな変更点なんです。何故ならば、魔女は物語序盤で野獣に魔法をかけて以降、アニメ版では出てこないのですが、今作では貧しい村人として人間の中に混じり、ベルと野獣、ガストン、それ以外の村人の行動を常に見ていたのです。

要は、魔女が物語のエンディングを左右する非常に重要な役回りとして登場するわけです(;^_^A

 

実写映画化にあたり、あえて「魔法使いが野獣を許す」という描写に変更した意図は、はっきりと分かりません。ただ、個人的な考察としては、この魔女が作中の国(土地?)の守り神のような存在として描かれていたのではないかと思っています。

そう考えると、国を統治せず遊んでいた野獣を試して魔法をかけた理由や、村人の中に紛れて暮らしていた理由、魔法のかけられた森(野獣の城付近)をうろついていた理由も納得ができるわけです。また、野獣を許した(直接魔法を解いた)理由も、野獣とベルの愛がガストンの悪意を跳ねのけたことに気付き、この国を任せられると考えて魔法を解いた、ということなのでしょう。

そして、「この物語の語り部(ナレーション)でもある魔女が、「美女と野獣」をその国に伝わる昔話として語っている」というのが、この映画の最も大枠にあるエピソードなのかなと、僕は解釈しています。

 

使用人たちが一時的に完全なアンティークになってしまう

これもアニメ映画には無かったシーンですね。ラストシーンでバラが散った瞬間、使用人たちが心を失い、完全なアンティークになってしまうのです。

ルミエールとコグスワース、そして他の使用人たちの友情を感じることができる非常に印象的なシーンです。僕的にはここも大きな感動ポイントで、ついついうるっと来てしまいましたね。

 

恐らく今作は、野獣とベルの恋愛以外にも、上述した親子愛や友情、そして、人を信じる気持ちなどの「様々な愛の形」を描くために、このシーンを入れたのだと考えています。最後までお互いを支え合い、ベルと野獣を信じ続けた彼らの思いには胸を打たれます。今作の名シーンの1つだと思いました。

 

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ガストンとル・フウの関係と愛のカタチ

今作で話題となっているヴィランズ「ガストン」と、その相棒「ル・フウ」の関係です。様々な愛を描いている今作の中でも、ガストンに対する「憧れ」や「性別を越えた愛」を抱くル・フウの存在は非常に重要です。

何故ならば、ル・フウ自身が「ガストンの行き過ぎた悪意」「彼に対する愛情を逆手に自分が利用されていること」に気付き、彼から自立して自分の居場所を求め、それを見付け出すことができるからです。

作中の様々な場面で、ル・フウの葛藤が表現されています。それを乗り越えた先で、最終的に彼自身もパートナーを見つけることができ、ダンスを踊っていたのが印象的でした。

 

野獣が知的なキャラ設定になってる(笑)

これ意外に勘違いされてる方が多いんですが、アニメ映画の野獣って、本来は「純粋で、子供っぽくて、お茶目なキャラクター」なんですよ!特に、ベルに心を開いてからは「ミッキーの友達か?」ってくらい、メチャクチャ可愛くデフォルメされて描かれています。だから、知識も無いし、行儀も悪いし、動物も怖がります。そういうキャラクターだったのです(;^_^A

 

でも今作では、野獣のキャラクターが変わっておりまして、「博識で、マナーに詳しくて、繊細なキャラクター」になっています。シェイクスピアについてかなり詳しいようでしたし、詩や歌も書くようですし、ベルに心開いてからも大分落ち着いているのです。

 

これって、当時の野獣のイメージは「恐怖」⇒「可愛い」にデフォルメする必要があったのが、時が経って「美女と野獣」の認知度が上がり、野獣のイメージが「恐怖」では無く「実は良い人」になってしまったことにありますよね(笑)

もう世間は野獣を「怖い」と思っていないので、デフォルメが必要ないわけです。その分、ベルと惹かれあうような「知的で、紳士的な性格」がアピールできるように物語を変えたのでしょう。

かく言う自分も、アニメ映画の野獣が元々あんなドジっ子もとい可愛いらしいキャラクターだったことをすっかり忘れていました(;^_^A

 

物語冒頭のジャン・ムッシュの「なくしたもの」

物語冒頭の「朝の風景」が歌われるシーン、ベルと会話をする「ジャン」という人物が言う「なくしたもの」に、ラストシーンに関わる伏線が潜んでいます。

まぁ、「この伏線に気付いたところで・・・」と言う内容ではありますが、知っていると最後にほっこりできると思うので、ぜひ頭の片隅に置いておきながら映画館で確認してみてください。

 

ちなみに、このベルとジャンの会話は以下の動画でも観ることができます。

www.youtube.com

※対象の会話は0:20付近です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

以上が、実写映画「美女と野獣」を観ての感想と考察でした!

 

ディズニーのミュージカル映画の最高傑作であり、全ての方々にオススメできる作品です。美女と野獣好きな方でしたら、本当に心踊る、甘くて切ない素晴らしい作品になっていると思います。

取り急ぎ発売されたサントラを購入しようか迷いますねぇ。とりあえず、次は字幕版を映画館に観に行って、英語版・日本語版を含めて、サントラを購入しようか決めようかと思います。最悪、両方買うことになるかもしれないけど(;^_^A

 

では、また。

 

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