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現役SEが「ITパスポートはメリットがある資格なのか」について解説

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以前の記事で、ITパスポートを勉強する上で、おすすめの参考書を紹介しました。

www.gengineer.net

 

今回は、上記事の続編として、ITパスポートのメリット・デメリットを説明し、業務や就職活動などに役に立つ資格なのかを説明します。IT技術者とそれ以外の仕事に就く人の両方の観点から解説したいと思うので、資格勉強をする参考にしてもらえればと思います。

IT技術職ではない一般職の場合のITパスポート

取得して損はない。コスパ良好の資格

まずはIT技術職ではない一般職の場合のITパスポートの有用性についてです。これは、間違いなく取得しても損はしない資格だと思います。

この最大の理由は、パソコンの機能をある程度深く使える人であれば、そこそこの勉強時間で取得できるIT系の国家資格だからです。国家資格を猛勉強せずとも取得できるのがコスパが良いってことですね。

しかも、この上位資格である「基本情報技術者」は後述するIT技術者の登竜門と呼ばれ、なかなかにハードルの高い資格になります。もちろん基本情報が取得できれば更に一目置かれることになりますが、実務に直結しにくい割に難しい資格なので、労力に見合わないんですよね。

以上のことから、一般職の方々のIT知識という意味では、広く浅くそれなりにパソコンやITに理解があることを示すことができる有用な資格だと個人的には考えています。

 

実務には間接的に役立てることもできる

では、実際に仕事にどう役立てられるかというと、皆さんの意識次第な部分が大きいと思っています。厳しいことを言ってしまってすみません。

何故なら、そもそも上位資格である「基本情報技術者」がSEの仕事に直結できていない点を考えると、それよりも浅く広いITパスポートの知識で、一般職の皆さんの実務に直結して役立られるかというと当然あり得ないからです。

 

ただし、以下の試験範囲の知識などは、パソコンやインターネットを使って仕事をする上で役立つこともあると思います。

・コンピュータの仕組み

・セキュリティ

特にセキュリティ分野は、昨今の情報漏洩やスパイウェアなど人為的な操作がトリガーとなる事故や脅威が増えており、企業側も非常に注目している分野です。

「ITセキュリティに詳しい」まで行かなくとも、「ITセキュリティへの意識がある」レベルであれば人為的なセキュリティリスクは大きく軽減されるので、iパスレベルの基礎知識でもメリットを受けられることがあると思います。

また、ITに関係ない分野の仕事でも、「マネジメント分野」の出題範囲にあるプロジェクト運営の知識は役立つことがあるはずです。

 

以上のことから、ITパスポートの知識がそのまま業務に直結することはなくとも、資格取得者が意識的に業務に取り入れることで、間接的に役立つことは大いにあり得ると考えています。

 

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SEなどのIT技術職の場合のITパスポート

長くIT業界にいるなら最低でも「基本情報」

次に、SEなどのIT技術職の場合のITパスポートの有用性についてです。包み隠さずに単刀直入に言いますと、取得しても意味が無いです。 ITパスポートのレベルでは、圧倒的に知識の深さが足りないためです。

この手のIT系の資格は、基本的に「浅く広くの知識」と「論理的な問題解決力」が問われる試験です。そのため、最低でも「基本情報技術者」レベルで無いと、IT技術者の知識としては浅すぎますし、その知識を利用した問題解決能力の証明にもならないわけです。

だからこそ、SEなどのIT技術者として生きていこうと考えている方であれば、経歴に箔をつけるためにも、基本情報を取得することをおすすめします。ITパスポートは受験費用がそれなりに高いので、節約のためにもいきなり基本情報から受けることがおすすめです。

参考記事:現役SEが基本情報技術者試験におすすめの参考書を紹介

参考記事:現役SEが基本情報技術者試験におすすめの勉強法を紹介

 

学生や未経験時の就活になら意味はある

IT技術者としては知識が不足しているとお伝えしたITパスポートですが、個人的には学生さんやIT未経験時の就職活動の際には、それなりにアピールができる資格だと考えています。

もちろん、この資格があったから受かる受からないが決まるようなものではありません。しかし、IT技術の基本的な知識があること、IT技術への勉強意欲があることは、少なからずアピールできると考えているわけです。

SEなどのIT技術職は、その仕事内容が分かりにくく、IT技術を勉強し続けなければいけない職業であるため、離職率が高めな職業です。だからこそ、選考時に企業側も「IT技術に慣れているか」「勉強意欲があるか」を見て、長くエンジニアとして活躍してくれそうな人を雇おうとする傾向は確かにあるからです。

ただし、最近は基本情報や応用情報などの資格を持っている学生さんも多いです。アピールできると言っても、その方々には勝てないので、上述の通り基本情報を狙ってみることをおすすめします。

 

メリットを理解してITパスポートを取得しよう!

ITパスポートは、初学者でも取得しやすいIT系の国家資格です。

それ故に、敷居が低く、IT未経験の方でも取得することが容易なメリットはありますが、業務に直結できる有効性は小さいですし、IT技術者を目指す方には物足りないというデメリットがあります。

ぜひ皆さんのニーズに合わせて、資格取得を考えてみてください!

関連記事:現役SEがITパスポートのおすすめ参考書と勉強法を解説!

 

ではまた!